【寝不足の弊害・デメリット】睡眠不足が続くと〇〇までも失うとか…

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会社になじめないと出社するのが怖くなって、前日の夜に寝付けなかったり、夜中に何度も目が覚めたりするってことあると思います。

けど、周りに迷惑をかけるのもイヤだから出社日だけは頑張って乗り切っちゃう。きっとそんな人も多いのでは?

でも、睡眠不足って思っているよりずっと危ないみたいです。「せいぜい自分のパフォーマンスが落ちるくらいでしょ?」と思ったら大間違い。

なんと寝不足が深刻化すると「友達」までも失うのだそう。

というのも深刻な睡眠不足は脳や身体だけでなく、人間関係までも破壊してしまうから。

ということで、睡眠不足のデメリットについて紹介してきます。

睡眠不足の弊害

脳がゴミだらけになる

脳が活動するとアミロイドβと呼ばれる老廃物(タンパク質)が出るのだそう。

このアミロイドβが厄介で、コレが脳内に残っているとアルツハイマー型認知症の原因になるらしいです。

まず脳を使うたびにそんなヤバい物質出てたの…?って感じですけど、「そんなヤバいものはいつまでも脳内に置いとけない」ってことで、活躍するのがグリンパティック・システム

なにそのシステムって感じだけど、これがスゴい重要で、睡眠中に脳内の老廃物を回収・除去してくれるのだそう

人の身体にはグリンパティック・システムと同じく、細胞に栄養を運んだり老廃物を回収するリンパ系が備わっているけど、脳にはこのリンパ系がないらしい。

だから脳だけはグリンパティック・システムで掃除するのだそう。

部屋だけじゃなくて脳も掃除しなきゃいけないのね

ちなみに睡眠中は脳の細胞が収縮するので、広がったスキマをCSF(脳脊髄液)と呼ばれる液体で洗い流すんだとか。

これでキレイさっぱり老廃物を流せるんですが、もうお分かりのように、それは質の良い睡眠が取れたときだけ。

睡眠の質が悪かったり、そもそもちゃんと眠れていないと、グリンパティック・システムが上手く機能せず、脳内が老廃物(ゴミ)だらけになっちゃうというわけ。

ちゃんと寝れないと認知症になるなんて恐ろしい…

脳が居眠りする

寝不足で引き起こされるのがマイクロスリープ

脳の活動が1〜10秒停止する瞬間的な居眠りのことで、寝不足から脳を守るための防御反応といわれているそう。

マイクロスリープが危険なのは本人には寝ている自覚がないという点。

授業中の居眠りならまだしも、車の運転中などは大事故に繋がりかねないので本当に危ないです。

実際にある実験では、32時間寝ていない被験者に車を運転してもらい脳波を調べたところ、運転中に20回以上もマイクロスリープを起こしていたそう。

寝不足なら極力運転しないほうがベター

脳は想像以上にエネルギーを使うみたいで、重さは全体重の2%程度だけど、消費エネルギーはなんと全体の20%以上らしいです。

だから、寝不足だとすぐエネルギー不足になる。その影響でパフォーマンスが低下し、普段できていることでもミスしちゃうというわけ。

細胞の再生が止まる

筋肉や骨、内臓などの細胞は日々負荷が掛かっています。そうした傷を修復してくれるのが成長ホルモン

筋肉や骨の細胞を再生するだけでなく、皮膚の新陳代謝(肌をキレイにする作用)も担っているのだそう。

成長ホルモンは脳の下垂体というところから分泌されているそうなのですが、ここで大事なポイントが。

聞いたことがある人も多いと思いますが、成長ホルモンの分泌は夜に集中しているのだそう。具体的には入眠から2〜3時間後に分泌が始まるんだとか。

美肌になる一番の近道はちゃんと寝ること

つまり、寝不足になると肌が荒れるのは、成長ホルモンが上手く分泌されず、皮膚の新陳代謝が行われないから。

ちゃんと寝ないと全身の細胞がボロボロに…

血管が詰まる

脳の松果体という器官からはメラトニンというホルモンが分泌されています。

血管をキレイに保つ役割があり、血栓(血の塊)ができるのを防いで血圧を下げてくれるのだそう。

またメラトニンには自然な睡眠を促す効果もあり、分泌量が増えると眠くなって減ると目覚めることから睡眠ホルモンと呼ばれています。

メラトニンには成長ホルモンの分泌を促す役割もあるんだとか

そんな、メチャクチャ大事なメラトニンの分泌ピークは21時〜3時

夜更かしして寝る準備ができていないと、メラトニンのピークを逃して眠れなくなっちゃうというわけ。

ちなみに、睡眠時間が6時間以下の人はちゃんと寝ている人に比べて高血圧になるリスクが3倍も高いそう。

免疫力が下がる

体内に入ってきたウイルスとかをやっつけるシステムが免疫。

実は免疫力が最も高まるのは睡眠中なんだとか。

なぜ寝ている間に免疫力が上がるのかというと、これまたメラトニンに免疫力を高める効果があるから。

メラトニンにはストレスによる免疫低下を抑制する効果感染症への抵抗力を高める働きがあるのだそう。

また、ガン細胞に対する免疫力UP抗がん剤による免疫低下を軽減する効果まであるとか。

体調崩す前にちゃんと寝るのがベスト

でもちゃんと寝ないと肝心のメラトニンが分泌されないから、免疫もどんどん下がっていっちゃうというわけ。

老化する

睡眠中は細胞の再生と同時に老廃物も発生しているのだそう。

このなかで特に注意すべきなのがフリーラジカルとい物質。細胞を酸化させる(サビつかせる)働きがあり、活性酸素などがこれにあたるといいます。

このフリーラジカルが蓄積すると、脳卒中や糖尿病などの病気を引き起こすそう。さらに悪いことに、遺伝子までも傷つけて正常な細胞をがん細胞に変えてしまうんだとか…

フリーラジカルのせいで全身サビついて動かなくなる

そんなやばい物質であるフリーラジカルを分解・除去してくれるシステムが抗酸化作用なのだそう。

そして(もうわかっているかもしれませんが)強力な抗酸化作用をもった物質こそがメラトニン免疫を強化したり、自然な睡眠を促すだけでなく、フリーラジカルを分解して無害化してくれるのだそう。

でも、これまた睡眠不足だとメラトニンも不足して細胞の老化がどんどん進んでいっちゃうというわけ。

太る

2008年のシカゴ大学メディカルセンターで「1日4時間睡眠で5日間過ごす」という実験がおこなわれたそう。その結果、被験者たちの摂取カロリーはなんと普段の20%も増加したといいます。

また別の研究では、睡眠時間を「1日5.5〜5.5時間に制限した人」と「7〜12時間の人」の1週間の摂取カロリーを調査。結果、前者のグループは平均385kcalも多くカロリーを摂っていたそう。

(ちなみに385kcal=おにぎり2個分くらいです)

さらに寝不足だと、ジャンクフードを好むようになってタンパク質の摂取量が減る傾向もみられたとか。

なんとなくわかる。寝不足だとなぜかマックとか食べたくなるし。

なぜ睡眠不足だと太るのかというと、それはレプチンが減ってグレリンが増えるから。

レプチンは食欲を抑えるホルモンで、一方のグレリンは食欲を増進するホルモン

この2つのホルモンバランスが崩れたせいで、必要以上にお腹が空いて高カロリーな食べ物をバク食いしちゃうというわけ。

食べ過ぎは自分の意志が弱いからじゃなくて睡眠が足りてないだけ

さらにコルチゾールというホルモンも関係しているらしい。

睡眠中にブドウ糖を分解したり脂肪分を燃焼してくれるらしく、まさに「寝ながらダイエット」ともいえる働きをしてくれるんだそう。

ちゃんと寝れば痩せる。寝不足だと太る。

誘惑に負けやすくなる

バージニア工科大学の研究によると、睡眠不足になると、つい仕事をサボったり、面倒なことを後回しにしたり、人を騙そうとしたりする傾向が強まるんだとか。

またシンガポールマネジメント大学の調査では寝不足の社員はそうでない社員に比べて、仕事中にネットサーフィンする確率が高いことがわかっているらしい。

つまり、寝不足になると誘惑に負けやすくなるということ。

こういう行動に心当たりがあると自分を責めちゃうかもしれないけど、それは自分がダメな人間なんじゃなくて睡眠が足りてないだけ。

睡眠リズムを整えて、調子上げていこう。

友達が減る

2017年のスウェーデン大学カロリンスカ研究所の実験によると、数日程度の睡眠不足でも外見的な魅力が減ることがわかっているのだそう。

この実験では、大学生の男女25人を対象に、それぞれの化粧していない顔写真を2枚撮影。

1枚目は「2日連続で十分な睡眠を取ったあと」に、2枚目はその1週間後で「2日連続で4時間睡眠を取ったあと」にそれぞれ撮影。

それを別の男女122人に見てもらい、「どれくらい魅力を感じるか」「交流したいと思うか」「健康そうに見えるか」などを評価してもらったのだそう。

その結果は、2枚目の写真(つまり寝不足で撮った写真)のほうが評価が低くなる傾向にあったそう。寝不足だと「あまり付き合いたくないかも…」と思われてしまうらしいです。

また寝不足が続くと相手の表情を読み取る能力が低下することもわかっているそう。

カリフォルニア大学バークレー校の研究によると、相手が好意的な表情をしていても「自分を敵視している」と間違った認識をしてしまうんだとか。

つまり、もし相手が好意をもって近づいてきてくれても全員が敵のように見えて上手くいかなくなっちゃうってこと。

脳に余裕がないから疑心暗鬼になっちゃうのかも

寝不足だと新しい出会いもムダにしちゃうし、下手したら今の友達だって失いかねない

だから、睡眠は大切に。

結論、睡眠めちゃ大事。

ということで、寝不足の弊害をまとめると次のとおり。

  • 脳がゴミだらけになる
  • 脳が居眠りする
  • 細胞の再生が止まる
  • 血管が詰まる
  • 免疫力が低下する
  • 老化する
  • 太る
  • 誘惑に負けやすくなる
  • 友達が減る

「睡眠をないがしろにする=人生ぶち壊し」といっても言い過ぎじゃないと思った。

「今日から絶対ちゃんと寝よう」っていう気持ちになった人も少なくないと思います…

では、実際どうしたら睡眠の質を良くすることができるのかというと、まず自分の睡眠タイプを知ることが不可欠らしい。

人にはそれぞれ睡眠タイプがあるらしく、これをクロノタイプと呼ぶのだそう。

自分のクロノタイプに合わせて眠れば、睡眠の質は向上していくらしいので、気になる人は次の記事もチェックしてみてください。

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